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【終末のワルキューレ】感想ネタバレ第3巻まとめ

月刊コミックゼノンで連載中の【終末のワルキューレ】最新第3巻あらすじネタバレ。戦乙女に導かれし神と人とのタイマン勝負!

2回戦「全知全能の神」ゼウスVS「原初人類」アダムがついに決着!!!拳骨と拳骨が織りなす熱き闘いを制したのは――!?そして第3回戦は「大海の暴君」ポセイドンVS「最強の敗者」佐々木小次郎!!!!!

目次

第10話 楽園追放
第11話 変態
第12話 あふれる愛
第13話 全盛期
第14話 大海の暴君

本編あらすじ

神々が気がつけばゼウスの顔が後ろ向きになっており、ダウンする。

ヘルメスは、アダムはゼウスが奥義を放つとほぼ同時に技を模倣(コピー)し、そしてゼウスの拳を紙一重でかわし、拳をカウンターで合わせたと語る。宇宙史上初の奇跡に人類側の観客は湧き立つ。

アダムの強さの源泉は最凶の精神力、それは神々への憎しみ。はるか昔、エデンの園でアダムは動物たちと共に何不自由ない楽園生活を送っていた。しかし天界裁判所でアダムの妻イヴが神から禁じられた善悪の実(リンゴ)を食べたと蛇神が告発する。

事実は蛇神がイヴを我がモノにしようとし、イヴが夫(アダム)への操を貫いたが故の逆恨みだった。全くの濡れ衣だが政府も司法も検察も神であり、全権力を神が握る楽園で人が有罪になる確率は限りなく100%。下された審判は楽園追放だった。それを知ったアダムもリンゴを食べ、イヴと共に地上へ去ったのだった。楽園追放の憎しみをアダムが見事百倍返しで神々に見せつける!

勝利が決まったと思われたが、ゼウスがなんとか立ち上がる。そしてアダムが本当のところ神々への憎しみがないことを見抜く。それなのになぜ神々との闘いに出てきたのか問うと「子供たちを守るのに理由なんているのかい」と答える。

アダムの言葉に、そのあまりに巨大な慈愛にアダムの子らはしずかに打ち震えた。そして誰が音頭を取るでもなく自然に同時多発的にその場にいた人類は思い思いの方法で祈りはじめた。

性別も人種も民族も宗教もない、政治家も犯罪者も富者も貧者も悪人も善人もない。史上初めて人類は一つになり、たった一つのことを祈った。父(アダム)の勝利を!いま人類がこの瞬間ひとつになっている!!!

アダムの圧倒的優勢のまま次の一撃で終わるかと思われたが、ゼウスが突然自らの体を圧し潰していき、苦悶しながら圧縮されていく。ゲルは体が勝手に震え、ゼウスから本能が危険を察知するほどの威圧感が放たれる。

ゼウス最終形態『阿陀磨須(アダマス)』

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極限まで圧縮されたゼウスの筋肉が強大なエネルギーを抑え込み悲鳴を上げていた。まるで未知の生物が生まれ出んとする凶々しさにこれまでノーガードだったアダムが無意識に構えをとった。

先に動いたのはまたしてもゼウス。その秘技は己が筋肉を凝縮することで溜め込んだエネルギーをただ拳に乗せ全速力で放つこの上なくシンプルゆえに最強の一撃!

しかしゼウス渾身のストレートもアダムが神虚視(コピー)する。ゼウスもひるまずに撃ち続ける。返されても返されても狂ったように撃ち続けるゼウス。アダムが圧倒的優位と思われたが、攻撃をかわし続けているはずのアダムが突然出血する!?

ゼウスの一撃全てが本来ならば回避不能の必殺技であるため神虚視を絶え間なく発動させ続けているアダムは過負荷(オーバーヒート)を起こし始めていた。だが、ゼウスも筋肉が今にも爆ぜそうになっており限界ギリギリの勝負だった。

一撃ごとに必殺技を出すゼウスに対してアダムも一歩も引かず。すべて神虚視で返し続ける。命を賭けた拳骨と拳骨のみが織りなせる極めて危ういがゆえのあまりに美しい均衡にいつしか人も神も観客たちは総立ちとなっていた。

ついにゼウスの拳骨がクリーンヒットする。そして怒涛の連打。アダムはガードに徹するがサンドバッグ状態。アダムの目はもう何も見えていない…。

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全人類が絶望する中、闇の中にいるアダムはまだ勝負を諦めていなかった。一筋の勝利を求め、ゼウスを掴まえるためにわざと攻撃を受ける。お互いノーガードの殴り合いが続き、いつしか神側も人類側も観衆は言葉を失っていた。痛いほどの静寂の中、ただ両者の骨の軋む音だけが闘技場に響き続けた。

そして最期は突然訪れた。ゼウスが腰から崩れ落ちる!…が審判が勝者であるアダムを見るとすでに死んでいた!!死してなおも拳骨を繰り出し続けていたアダム…。第二回戦はゼウスの勝利!!!

人類側の二連敗。この絶望的とも思える状況下、うなだれている人類は皆無。アダムは消滅してなお、人も神に抗いうるというかつてない自信を人類に残した。

その頃、アダムの武器であるメリケンサックが無事だったのに戦乙女レイヴも消滅したことに納得いかないゲルだが、戦乙女の次女フリストから神器錬成とは人間と戦乙女が文字通り一心同体となる技であり、ただ武器に姿を変えるものではなく、共に闘い生死も共にする一蓮托生の存在であることが告げられる。

戦乙女ブリュンヒルデも世界一マズいと言われている北欧生まれのお菓子サルミアッキをやけ喰い。そのとき第3回戦の神側出場者はポセイドンになったと連絡が入る。ポセイドンは海のゼウスと呼ばれる戦闘変態(ゼウス)の兄。

その対戦相手に名乗り出たのが佐々木小次郎だった。その姿は老齢。最終闘争に召喚される魂は亡くなった年に関係なく闘士が最も強い全盛期の姿であるはずだが…。

天に召されてから四百数十年あまり、たゆまず己が剣を磨き続けてきた。岩流の進化は未だ止まず。すなわち今刻が小次郎の全盛期なり!

三回戦が始まる。闘技場はリニューアルされ、中央の円盤の周囲を海水で満たされる。

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大海の暴君(タイランドオブオーシャン)。神々でさえその逆鱗に触れることを恐れる最恐神。天界最強三兄弟の次男にして人呼んで海のゼウス(ゼウス・エナリオス)!

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人類史上最強の剣士は誰か?車太刀で平家を切り破った鞍馬山の鬼・源義経か?武田信玄をも恐怖させ新陰流を興した戦国の剣聖・上泉伊勢守信綱か?幕末の名人千葉周作が生涯敵わぬと言った音無し剣の遣い手・高柳又四郎か?あえて言おう…この漢ことが最強!だと!!

なぜ敗者たるこの漢が史上最強なのか。秘剣『燕返し』その技ゆえか、我よりも武蔵を愛した神への復讐心ゆえか。敗れてなお最強へ!死してなお一歩最強へ!その剣はいまなお最強へ歩み続ける!史上最強の敗者(ルーザー)佐々木小次郎!!

***感想・評価・考察***

第三回戦は天下無双剣と天下最強槍の闘いです。ポセイドンは海の神であると同時に地震を起こす神でもあり三叉の矛がどのような能力を発揮するのか、佐々木小次郎は剣が戦乙女であると予想され、その能力が勝負の鍵になるでしょう。しかし、この漫画は全く先が予想できない!気になる第四巻の発売日は2019年7月20日(土)です。