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【懲役339年】感想ネタバレ第4巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2014年から2015年まで裏サンデーで連載していた『懲役339年』の最終巻!4巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。輪廻転生の物語はハッピーエンドを迎えられるのか。注目の結末(ラスト)はいかに!?

懲役339年(4) (裏少年サンデーコミックス)

懲役339年(4) (裏少年サンデーコミックス)

 

339年の悠久なる物語、ついに完結。オレンジマンVS5代目ハローの戦いの結果は!?転生信仰に支配されたこの国の行方は!?そしてついに初代ハローの収監から339年の時が経つ・・・

4巻までのあらすじ

輪廻転生が信じられている国の物語。国家の中枢である教会と軍部は身分や金銭で高い功績を残した前世を買うことができ、腐敗政治が蔓延していた。自分たちで前世を決めているため、輪廻転生を布教している教会こそが輪廻転生を信じていない。権力を手にするために利用される輪廻転生という価値観。その運命に翻弄される歴代のハロー。革命軍とともに未来の行方はー。

本編あらすじ

大勢の民衆の目の前で教会の輪廻転生が不正であると暴かれてしまい、革命は成功したと思いきやオレンジマンにその功績を奪われてしまう。オレンジマンは味方であるはずの国軍アグリー大将や皇憲隊員2名を殺害し、口封じをおこない、全てを国軍がおこなったクーデターであることにする。

そしてオレンジマン率いる軍部は法務庁の神官たちを皆殺しにして、全ての責任を法務庁にしてしまう。そして国軍の先導者であるオレンジマンはその革命をなした英雄として国民から支持を得ようとした。

オレンジマンの狙いはみずからが皇帝になることだった。圧倒的な人気を得て、凱旋帰国するオレンジマンだが、そこに五代目ハローとユースティティア8世が登場し、オレンジマンが本当の黒幕であると主張する。

話し合いをしようと塔のような場所に移動するが、その場所にはオレンジマンの伏兵が潜ませていた。凶弾に倒れる五代目ハローとノルデン。ユースティティア8世は即位式をおこなってもらうため、まだ利用価値があるとオレンジマンに判断されており生かされる。

民衆の前で正当防衛を証明させようとするオレンジマン。エレベーターで屋上に移動するが、五代目ハローが自らを巨大な歯車に投げうつことで機械を停止させる。「頼んだぜ、ハロー…ユースティティア」二人に未来を託す。

そのスキに六代目ハローが屋上で民衆に本当に悪い奴が誰なのかを訴える。民衆も何が真実で、誰が本当のことを言っているのかに気づき始める。オレンジマンの最後はユースティティアに殴られ屋上から落下。誰にも助けてもらえず転落死してしまう。

五年後…。南の監獄を刑期満了で出所するユースティティア。自ら罪を償うために収監されていた。ノルデンも銃に撃たれたと思いきや、胸元に持っていた分厚い本が銃弾からノルデンを守っており生きていた。

国民が新しく立ち上げた政党は支持率6割を超しており、これから国を作っていくことを話す二人。そしてもう一人、ユースティティアの帰りを待っていてる人が…成長した六代目ハローがいた。

最終話

それから数百年後…。

輪廻転生が信じられていた国の記念式典イベントに訪れている大学生・天海央(てんかいなかば)。

彼の国ではハロー・アヒンサーは、高校の世界史のテストで出るか出ないかの知名度になっているが、その国を語る上では絶対に欠かせない人物になっている。

明日はハロー・アヒンサーが収監されてちょうど339年のため、記念イベントがおこなわれる。天海と先輩は長い空の旅の末、遠く離れたこの国へと来ていた。

この国の転生信仰は映画や劇の題材になっており、映研の先輩は五代目ハロー(ガンマンハロー)の大ファン。

先輩と一緒に初代ハローが収監された監獄のあった南の街に向かうバスに乗ったが、途中のトイレ休憩で先輩とはぐれてしまい、一人で街を散策する。

街には祈教場がある。流石に現代では生まれ変わりを信じている人は多くはないが、この国は転生信仰を歴史ある文化として大切に扱っている。子供たちは教典の一説を聞いている。おそらく現代風に解釈されており、神の意志ではなく道徳教育だろうと推測している天海。

天海はなぜかこの国にいると気持ちが落ち着くことに気づく。天海は行きたい場所があった。それは麦畑だった。そこで第三部の四代目ハローに似ている女性と運命的な出会いをする。

「…君、前に会ったりした事ない?」「え…初対面だと思うけど…」。二人は一面の麦畑で話をするのだった。

映画と大分イメージが違う麦畑にがっかりしていないか聞かれる天海だが、「こっちのほうがしっくりくるな。不思議な感覚だけど」と答え、嬉しそうにする女性。今日来たばかりのはずの天海だが、第二の故郷みたいな気分になる。

天海も前に会った気がすると伝えようとするが、先輩から電話がかかってきてしまい、もうすぐ到着することを告げられる。先輩と合流するためにその場を去ろうとする天海。

「また会えるかな?」と聞く天海に「さぁ」と笑顔で答える女性。「でも、次会った時は初対面じゃないよ」

***感想コメント***

輪廻転生を否定する展開で、最後に輪廻転生を信じさせてくれる(信じたくなる)ような名シーンだった。輪廻転生なんて誰かが不幸になるということをこれまで伝えてきたのに最後は輪廻転生によって救われた。

歴代のハローはみんな魅力的で好きだが、特に四代目ハローは悲劇的だったので最後に登場させてくれて嬉しかった。6代目以外の歴代のハローはみんな救われずに死んでしまったので救われた気がした。ただずっと監獄の中で過ごした二代目や三代目も生きているときに救われてほしかった。

いまだに輪廻転生を信じられている宗教はある。4巻の表紙には歴代のハローが全員登場しており、後ろ姿であるためその表情は読み取れない。最後の最後で「よかった」という気持ちと「でもやっぱり…」という複雑な感情が生まれる。

全4巻ながらキレイにまとまっており、感動できる名作。きっとラストの場面で涙ぐんでしまうだろう。