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【合法都市】感想ネタバレ第6巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2008年から2010年まで週刊ヤングジャンプで連載していた『合法都市』の最終巻6巻の感想ネタバレです。弾丸ツアーの結末は!?そして合法都市が一大ニュースになって消滅の危機!?最終話では寺沢が決意したものとは!?最終巻の結末(ラスト)を見逃すな!

合法都市 6巻

合法都市 6巻

  • 作者:東條 仁
  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: Kindle版
 

日本の片田舎で発見された大規模な油田。莫大なオイルマネーを手にした男、盤流源一郎は、死にかけの町を法さえも及ばぬ巨大都市へと創り上げた…。超法規処置で殺人までもが合法とされ、いつしか「合法都市」と呼ばれるようになった街へ、支配者盤流源一郎を逮捕するため警視庁特捜部から1人の敏腕刑事が潜入捜査を命じられる…。正義と悪、欲望と友情が絡み合うこのこの街で、いま孤独な戦いが始まる…!!

目次

第54話 急転
第55話 誤算
第56話 決死
第57話 窮地
第58話 決闘
第59話 逡巡
第60話 躊躇
第61話 動揺
第62話 崩壊
第63話 反撃
第64話 退路なき潜入!!

本編あらすじ

強盗団の一人ミニミと対決する寺沢率いる警備課。近接戦闘を仕掛けて喉元にナイフではなく、カラシを入れる寺沢。ミニミをカラシで撃退。強盗団の一人を倒して警備課の仲間から信頼を得た寺沢だったが、そんな自分に自問自答する。(もしかしたら強盗が成功した方が盤流の権威が失墜し、潜入捜査官としての俺の仕事がやり易くなるかもしれないのに…)

強盗団の一人マチューテと呼ばれる山刀(蛮刀?)使いは盤流が一瞬のスキを突いて斧でバッサリと両断して撃退。そこにリーダーである後藤がバスジャックしたという連絡が入る。子供10人を人質にとった強盗に警備課はなす術がない。

交渉人に指名された寺沢は、強盗団のリーダー後藤から口座に20億と逃走用の車を要求される。盤流は逃走する車を追いかけるために種子島と呼ばれるスパイ衛星を使用し、後藤に賞金を懸ける。

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しかし、逃走計画に違和感を覚えた寺沢は、今回の人質事件には裏があり、時間が欲しいと盤流に伝えるが、「ワシはこの町の神だ。神に逆らえば地獄行きと相場は決まってんだよ!」としてクビにされる。

バス内では子供が泣き叫び始め、後藤は少し殺そうかと思っているところに、妖怪タコ怪人の物真似で子供を大人しくする盤流源一郎。「余興は終わりだ。さっさと帰れ」と盤流に発砲する後藤。「ゴトォォ…タコ怪人の毒墨で殺してやるぜぇ!!」血まみれになりながらも後藤に宣戦布告する盤流。

盤流からクビにされ始末されかけるが膳場に助け出される寺沢。「膳場!もしバスから煙が上がったら飛び込んで子供を助け出せ!」 金の振込が終わって、逃走用の車を用意したが、バスからは煙が上がっている。そこに突入する膳場。

命令無視をする膳場たちに「あいつらを撃ち殺せぇ!」と激高する盤流。一方、車を用意させたのはフェイクで、実際は地下水道を利用し脱出を図る後藤。地下水道で誰かに電話をしながら変装を解く。しかし、マンホールから出たところに待ち構えていたのは寺沢だった!

銃撃戦を始めようとしたところに異様な集団が突如現れる。そして盤流や警備課が現れる。異様な集団は盤流子飼いの殺し屋集団の様子。子どもたちは全員無事で助け出されたが、盤流から「お前の方はどうする事も出来ん…!」と言われる寺沢。

一人だけ命を助けてやると言い、決闘する二人。ナイフを手にする後藤だが近接格闘で上回る寺沢。決着がついたところに斧で後藤を殺せと支持する盤流。しかし出来ないと伝える寺沢。「三人の仲間以外に協力者がいるはずです。強盗を企画・支援する計画者、この場合ツターコンダクターと呼ぶべきでしょうね。手口から見て前回のツアーも同じ奴の仕切りです」

ワシに楯突き…ワシの期待を裏切り失墜させた…公衆の面前でこの上ない恥をかかせた。さらにだ、たった一人で後藤と仲間を捕え事件を解決し…盤流を救いやがった。寺沢准一…このニクい奴め!」盤流からのご褒美の熱いチューをもらい失神する寺沢だった。

祝勝会の裏で、ロシアのカラレーヴァと通話している協力者の人間。その際にロシアの皇帝から寺沢が警察の犬だと教えてもらう。協力者はモジャモジャだった!?

盛大に祝っている祝勝会。そこでナミが自分と家族の命を賭けて会長を引き留めていたエピソードが話される。ナミの功績を讃え褒美として一課課長に昇進するナミ。ナミと信頼関係を築く寺沢。

(どうやら俺にもこの町で信頼出来る仲間が出来たか。これで警備課としての仕事はますますやり易くなった…だが捜査官としての仕事はやりにくくなるな…)悩む寺沢。

その後、会長自らバーテンダーを務めるバンリューズバーに招待される寺沢。そこで専属の護衛にしようと思っていることを告げられる。しかし反対の声もあるらしく、以前の潜入捜査官だった女刑事の話になる。「だいたいあの女まだ生きてるしよ」と言われ、驚きを隠せない寺沢。盤流にお前は何者かと聞かれたとき、携帯電話が鳴る。

お昼のニュースやワイドショーで盤流市に対するバッシングが突如始まる。テレビを使い国民を焚きつけて警察のケツを叩く事を始めた主任。ここまでハデに報道されたら警察も動かざるをえない。追い詰められた盤流はどうする!?

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打つ手がない思われている中、腕組をしたまま動かない盤流。終わってしまうかと思われた合法都市だが、反撃を明言する盤流。パイプラインを全面ストップさせ石油危機を起こそうとする。「この国にバンリュー・ショックを巻き起こすぞ!」(こいつ…本気で日本と戦争する気か!?)

売春街に設置されているビデオカメラで盗撮された大物政治家や業界人のラブシーンを流出させる。テレビの中継ヘリはムクドリの巣の近くに誘導させられたことで鳥の大群に襲われる。関所の前で警備課と報道陣が小競り合いをしているところには、ウンコ大作戦で撃退。6時間後にはどのテレビ局も通常放送に戻ってしまった。

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そんな中テレビによる攻撃が始まる前、時間を合わせたかのように21人の男女が町から離れていた。その全員と最後に通話していたのがバーのマスターである唐橋。その唐橋の件を自分にやらせてくださいと頼み込む寺沢。盤流は「この唐橋って男を生かして捕えるか殺して捕えるかでおめーが警官かそうじゃないかを判断しようじゃねーか」

最終話

IEAの会議に出席する盤流。語学とコンピューターの才能を買われモジャモジャも参加。盤流が会議に出席するのはトップシークレットだが、その情報はロシア側に漏れているため網を張っている可能性がある。寺沢が警察だと忠告される盤流だが「仮にヤツが警察だったとして…奴を縛るクサリはどこにあるんだ?」

唐橋と二人話す寺沢「さっき主任から最後の連絡があった。今後警察は合法都市から完全に手を引くことが決定した。だから任期は終了。俺たちの負けだ。もうここにいる理由はない。帰ろう、俺たちが居た場所へ。そこで顔と経歴を取り戻し、元の遠藤優介に戻るんだ」

しかし寺沢は「俺が帰るのはこの町だ。奴が言ったんだ。彼女は生きてるってな!」「いいかよく聞け。警察に戻らない限りお前は銃の密売人寺沢准一のままだ。これからやる事は例え自分の身を守るための殺しだったとしてもすべて違法行為になるんだぞ」「ああわかってるさ、だがな…この町なら合法さ!」

空港で自家用ジェットのタラップを上る主人公を、にこやかに出迎える会長。盤流「さあ行くぞ寺沢!ビッグサプライズがお前を待ってるぜぇ!」

***感想・評価・考察***

合法都市 1巻

合法都市 1巻

  • 作者:東條 仁
  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: Kindle版
 

色々と伏線が回収されないままの最終巻でした。おそらく打ち切りだと思います。おもしろい作品だっただけに残念。