1992年から1999年まで週刊少年サンデーで連載していた連載していた『H2』の最終巻20巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめです。結末(ラスト)はいかに!?
ライバルであり、親友でもある国見比呂と橘英雄。甲子園をめざす2人の“ヒーロー”に、ひかりと春華の想いが交錯する…。正統派スポーツ&ラブストーリー。
※単行本は全34巻、ワイド版は全17巻、文庫版は全20巻となっています。
***感想・評価・考察***
高校野球の超名作。『タッチ』よりも本作のほうが好き。毎話が名言・名シーンの連続と言っていい作品です。特に雨宮ひかりの母親が亡くなる場面は、毎回読むたびに泣いてしまいます。1995年~1996年にはテレビアニメ化され、毎週楽しみに見ていた。
高校ジャパンを考えてみたが、高校ジャパンは記念試合みたいなもんだからな~。WBC日本代表(侍ジャパン)を考えた方がワクワクする。
橘英雄はドラフト1候補で高卒プロ入りが似合う。
木根竜太郎。本作では三枚目の役割だが、普通に考えて甲子園準々決勝を完封。天才・国見比呂の陰に隠れてしまうが、一流のピッチャーです。千川高校のセカンドピッチャーですが、他の甲子園出場校ならエース級の実力。しかも本職はリードオフマンのセンター且つスイッチヒッターという怪物ぶり。サッカーもうまいことから身体能力が高いタイプの選手。現実にいたら二刀流の大谷翔平と肩を並べるでしょう。名門大学から推薦の話がたくさん来るべき存在です。
柳守道は慶應義塾大学野球部が似合う。石神商業高校の支倉三木雄あたりとコンビ組みそう。早稲田大学には伊羽商業高校の月形耕平(志水仁はプロ)、宇田島東高校の三奈川がマネージャーとして入学。伝統の早慶戦が見物。慶應の観客席には栄京学園高校の広田勝利が見える。豪南実業高校の栗丸保が明治大学に入学し、2つ上の正捕手・小倉(栄京学園)と組むことになり、六大学野球でぶつかる夢の対決が実現。
翌年は主力が佐川周二(5番ショート)、島オサム(8番レフト)、大竹文雄(6番ファースト)が残っている。補足するとレギュラーの井上・杉山も残っている。甲子園優勝メンバーのうち5人が残っている。しかし、ピッチャーとキャッチ―が抜けており、激戦区の東京予算を勝ち上がるのは難しいと考えられる。二軍のレベルも高い明和第一高校が優勝候補筆頭か。