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【ロックアップ】感想ネタバレ第4巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2013年から2014年にグランドジャンプで連載していた『ロックアップ』の最終巻4巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめです。格闘漫画『タフ』の猿渡哲也が描くプロレス漫画の結末(ラスト)はいかに!?

ロックアップ 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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末期ガンの身体でありながら、貧乏インディ団体「あかつきプロレス団」を率いるサムソン高木。ついに、あかつきプロレス両国大会が、メジャー団体とのコラボにより開催される。如月翔の対戦相手「X」とは誰なのか? そして和田アキ男との因縁の対決が今、始まる…!!漢達の人生曼陀羅!人生はプロレスだ!!

本編あらすじ

若い頃のサムソンは今と違い、ロングヘアの超人気イケメンレスラーだった。ファンクラブの会員は一万人を超え、女・子供はもちろん男性も憧れと羨望の眼差しで見ていた。当時のサムソンはゴツゴツした泥臭いファイトだが、相手の攻撃から決して逃げないレスラーだった。

なかでもビッグ・サモアン(現・有明本部長)との戦いは壮絶だった。怪力ベアハッグでサムソンのアバラが折れて、その骨が内蔵に突き刺さってしまったが、それでも痛みを我慢して平然と戦い続けた。客もレフェリーもビッグ・サモアンでさえも気づかなかった。

打ち合わせではビッグ・サモアンのスモウプッシュからリキシラリアットに繋げてヨコヅナプレスでフィニッシュという予定だったが、スモウプッシュ一発でサムソンの意識が飛んでしまった。アバラの負傷で反射神経が鈍り一トンの破壊力があるというスモウプッシュがモロに入ってしまった。それでも意識を失ったまま立ち続けるサムソン。

続けざまにきたリキシラリアットより早くサムソンの右ストレートがヒット。本能で闘っていたサムソン。なまじ格闘技経験のあるサムソンはアマチュア時代のクセが出て完全に倒しにいっていた。もはやそれはプロレスではなかったサムソンの大暴走。

サモアンが誤爆に見せかけてレフェリーをノックアウト。サモアンは非常事態に機転を利かせ強制的に試合を終わらせた。試合はレフェリーに対する攻撃により、サモアンの反則負けとなる。のちにこの試合は一部マニアではお宝ビデオとなったが…控室で意識が戻ったサムソンは平身低頭し謝罪した。

怪我をさせた自分も悪いし、アクシデントの連続であると慰めるサモアンだが、プロレスは信頼関係があるから成立するのに、その大前提を破ってしまったと謝るサムソン。

勝者も敗者もそれを見ている客もレフェリーもスタッフも、その空間にいる全ての人間を楽しい想いにさせるのがプロレスなんです!

ここでサムソンは一大転機を迎える。償いと戒めを込めて頭を剃った。そしてヒールに転向。極悪人キャラとなりプライベートでも徹底的にヒールを演じるようになった。その名も極悪大魔王ザ・グレートSAM。

プロレスはスポーツじゃないとバカにする奴らがいる。肉体芸人と八百長と揶揄する奴らがいる。全ては演技(ショー)だからだ。首、背中、肘、膝の関節…とにかく皆どこかを痛めている。ほとんど満身創痍で年間百試合以上も行うんだ…。ボロボロにならないわけがない。

痛み止めやステロイドの影響で心臓がパンク寸前の者までいる。それでも試合のたびに背骨や頭部衝撃がくるワザをガンガン受ける。プロレスの強さとはどれほどの技を受けられるかだ。

試合前に如月翔が対戦相手はサムソンだと知らされる。ダブルヘッダーで試合をすることに舐めているのかと聞くが、如月翔をリスペクトしており感謝しているからこそ俺自身がやりたいんだと伝える。硬め(ハードヒット)でいくと伝え、去る如月翔。

プロレスが格闘技やボクシングと比べて死亡する選手が多いのは防ぐよりも受けることを優先するからだ。だけどそれがどうした?

命削って攻撃を受けるなんてバカげていると笑わば笑えッ!バカがつくほどのプロレス愛があるから客を沸かせることができる。プロレスとは生き様と闘いを見せる最強最高のエンターテインメントなんだ!

わけ知り顔で「プロレスはブックがあり、アングルがあり、すべては演技だ」という奴がいる。だけど奴らは分かっていない。演技を全うするということがどれほど過酷で苛烈なことか!

もちろん故意に長期離脱するような大怪我を負わせるのは御法度だが…不可抗力的な怪我は自己責任だ。

最重量級レスラー・シーコマンダーがコーナーポストに登り、空中殺法ラ・ケブラーダをやる。二百キロの人間が飛んだら一トン以上の衝撃があるからリスクが高すぎると試合前にサムソンから止められるも、パンサー山田を信頼して技をだす。その信頼を応えるために受けとめる山田。試合は山田が勝つが、場内は両者に拍手が送られる。熱いファイトに鳴り止まぬ声援。

いよいよダブルメインイベントが始まる。

現在の新世紀プロレスの繁栄はこの男なくして語れない。そこに現れただけで周りを明るく輝かせる、これぞスパースター、これぞ真のエンターテイナー。そのオーラに女は瞳を潤ませ、目が合っただけでおマタを濡らす。

NS世界ヘビー級チャンピオン≪美しすぎる野蛮人≫如月翔が入場。まばゆいばかりの至宝のチャンピオンベルトをまいて威風堂々と花道を闊歩する。

対するはあかつきプロレス団を主宰するサムソン高木より特命を受け、熱海の海底の奥深い処からマグマの如く現れた≪魔人≫ザ・グレートサムの入場だーー!

地鳴りのような大歓声が両国にこだまする。バンテージに鉄板を入れていると報告されているが、サムソンは意に介さない。控室で堂々と鉄板を巻いているのは見られることを理解したうえで、悪役を演じる為であり、サムソンに気を使っているからだと語る。

チャンピオンの厚意を無駄にしないためにも徹底的に悪役を演じるサムソン。悪逆の限りを尽くすのが如月に対する礼儀。超高速ジャーマンをかまし、ロックアップを拒否して強烈な前蹴りをぶち込む。そして噛みつきなど徹底したラフ殺法を仕掛ける。

垂直直下型ブレーンバスター!如月の脳天からマットに串刺しにする。如月は首をケガしていることを打ち合わせで申告していなかったが、不死鳥の如く立ち上げる如月。サムソンはギリギリのところで如月の首を腕でカバーしダメージを軽減させていた。

如月もサムを信用して身体を預けている。ケガするのは二流、ケガさせるのは三流。技をかけたサムも、かけられた如月も一流だと語る大空ウミ。

高い・速い・痛いの三拍子が揃った超至近距離からのドロップキックがサムの顔面に炸裂。ここから一気に攻勢に出る如月。コーナーポストからの飛翔!如月のフェニックススプラッシュはサムの顔面に陥没着地する。スリーカウントで勝者、如月翔!

控室までの廊下で倒れ込むサムソン。すでに満身創痍の中、もう一試合残っている。歩くのもやっとの体ながら試合会場に入ると威風堂々と入場するサムソン。

両国大会メインイベント。二千万円争奪ノーロープ有志鉄線&硬式野球バットハードコアガチンコマッチが始まる。

試合前に医者から試合をすれば死ぬと宣告されていたサムソン。それでもまだ諦めちゃいない。絶体絶命の大ピンチからの大逆転は最高の見せ場ですから。プロレスラーは超人ですから奇跡が起こせるかもしれないってね。

和田がセメントなのに、サムソンはあくまでプロレスで勝負する。フルスイングがクリーンヒットしサムソンの頭が叩き割られたスイカのように血しぶきをあげてマットに撃沈するも、立ち上がって試合を再開する。

闘って死ぬ…。リングの上で死ぬなんてプロレスラーとしては最高の誉れよ。なーんて言ってたけど…本当に死んだらシャレにならねえだろ。客をドン引きさせてどうすんだよ。プロレスは最高のエンターテインメント。お客さんここからですよ本当の見せ場は…。

地鳴りのような歓声が起き、最後は和田の脳天をサムソンがバットで殴り勝利。

三か月後…。熱海にある『あかつきプロレス団』はいつものように練習をしている。結局サムソンと和田の試合はガチンコなのかプロレスなのか議論している。その後、和田アキ男はエンタメ路線の新世紀プロレスに移籍して、ハードコアの悪役レスラーとして地位を確立した。サムソンの生き様に共感したのだろうか…。

怪我は試合中じゃなくて練習中に起こるもんだ!もっと気合いれろ!と叫ぶ大空ウミ。取り立ての電話がかかってくるが、「なんとかなるって。金がないのは先代からの伝統」と笑っている。壁には笑っているサムソンの遺影が飾られている…。完結。