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【プニャリン】感想ネタバレ第4巻(最終回・最終話・結末)まとめ

週刊少年サンデーで連載していた『プニャリン』の最終巻4巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめです。結末(ラスト)はいかに!?

プニャリン(4) (少年サンデーコミックス)

プニャリン(4) (少年サンデーコミックス)

 

平成の世に誕生した超天才力士・プニャリンは現役最強を誇る一方で、美少年が好きだったり、仕草が妙に女っぽかったりと、ちょっと風変わりお相撲さん。弱冠18歳にして最強力士の名を欲しいままにするプニャリンだが、実は稽古もチャンコも大嫌い。本業の相撲そっちのけで、毎日どこかで遊んでばかり。しかも得意なのは相撲だけに限らず、野球やバスケットボール、なんとパラパラに至るまで多方面にわたって大活躍(?)。そんな調子でとにかく謎だらけのプニャリンだが、まだまだ誰も知らない秘密がありそう!?

本編あらすじ

数年後に横綱に昇進したプニャリン(男股山)だが、いつも9勝6敗で場所を終えているため綱わたりの横綱と呼ばれるまでになっていた。一方で男黄山は得意のキラー張り手を武器に大関にまで昇進。ついに2度目の優勝を決め、来場所はついに横綱昇進を賭けた場所になるまでに至る。同じ場所で横綱のプニャリンは6敗した時点で休場。

皮肉にも一番最初に男黄山の張り手の才能に気づいたのはプニャリンで、毎日練習相手になっているうちに奥歯にガタがきてしまっていた。格闘家にとって奥歯をかみしめられないのは致命的で、あれだけ優勝を欲しいままにしていたプニャリンが勝てなくなってしまった。来場所はプニャリンが引退の危機で、男黄山が横綱昇進を賭けた場所になる…。

しかし、ふたをあけてみたらプニャリンが15連勝!そして同じ男館部屋の男黄山も15連勝。なんと千秋楽15連勝同士で同部屋優勝決定戦になる!

相撲中に「僕に負けたら僕と結婚してもらうよ。僕に勝てたらサッちゃんと結婚するがいい」と言われる。勝負の行方は男黄山が寄り倒しで勝ったと思いきや、男黄山の足が一瞬早く土俵の外に出ていた。そして…プニャリンと佐知子が結婚!!

何か全て仕組まれていたような気もする親方だが…。男黄山も横綱になれて万々歳!

***感想・評価・考察***

プニャリン(1) (少年サンデーコミックス)

プニャリン(1) (少年サンデーコミックス)

 

男館部屋に所属する18歳の大関、男股山。通称プニャリンは体重80キロもないと思われるが、実は153キロ。体脂肪率は驚異の3%。一見アンコ型に見えるが本当は筋肉型の力士で、体型に見る骨支配率と骨密度が通常の力士の2倍。

本当に素晴らしい筋肉を持ったスポーツ選手の肌の触り心地はとても柔らかい。プニャリンというアダ名がついているが最高の筋肉を持っている証拠でもある。そして一見して小兵力士だが足の長さに比べると腕のリーチが異常に長い。短足でリーチが長いのは力士にとって有利な条件となっている。それが強さの秘密。毛深い男を苦手としている以外は無敵。

野球漫画『おれはキャプテン』『ロクダイ』や『ももえのひっぷ』で有名なコージィ城倉の漫画作品。個人的にとても面白かったです。4巻完結なのが残念。コージィ城倉氏はギャグ漫画を描かせても一級品。題材がニッチな相撲というのも面白いが、主人公がとにかく魅力的で面白い。一日も早く未完のまま連載が終了しているロクダイの続きが連載開始されることを祈っています。