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【トッキュー!!】感想ネタバレ第20巻(最終回・最終話・結末)まとめ

2004年から2008年まで週刊少年マガジンで連載していた『トッキュー!!』の最終巻20巻の最終回(最終話)を含めた感想ネタバレまとめ。結末(ラスト)はいかに!?

トッキュー!!(20) (週刊少年マガジンコミックス)

トッキュー!!(20) (週刊少年マガジンコミックス)

 

豪雨降りしきる中、壮絶なダムレスキューで九死に一生を得た兵悟。しかし救助の最中に襲われた死の恐怖を拭えず、ついにはトッキューを辞める事まで考えてしまう。だが、辞表を手にした兵悟がトッキュー基地で知らされたのは、大地震に見舞われたインドネシアへの国際緊急援助隊に、急遽選抜された事だった!壮絶なレスキューの現場で、兵悟が出した答えとは!?海の男の青春劇、感動の最終巻!!

前回のあらすじ

神林はダムのレスキューで所長を助ける。副隊長の後継者問題は神林みずから辞退を申し出る。その裏で副隊長の高嶺は神林のレスキュー非適性を真田に伝えていた。その真意とは…。

本編あらすじ

高嶺は命懸けのレスキューをする神林を「このままではいつか死ぬ、しかも他人を巻き添えにして死ぬ」と分析する。自分の限界を気づいていない神林の欠点は他の隊員も薄々は気づいていることだった。ダムのレスキューをしていた時の映像を見て家族や橋本ユリも心配する。

神林自身の行動は少年時代に父親を海難事故で亡くしていたことが原因だった。子供の頃から何度も「助けてくれ!」と救助を求める父の夢を見ていた。父親を助けられなかった後悔が、いつも無茶なレスキューに繋がっていた。

その頃、インドネシアのジャカルタで大地震が起きており、外務省経由でトッキューに国際緊急援助隊の招集がかかった。トッキューからは真田・嶋本・高嶺・神林の四名が選抜された。副隊長である石井は真田がいなくなる六隊の指揮のため日本に残る。神林は辞表を携えていたが、提出を保留にしてラストレスキューを心に誓って成田から出発する。

命のタイムリミットは72時間。想像をはるかに超えていた現場に驚く神林。神林は倉庫番を任され、他のスタッフは逃げ遅れている生存者を必死に探す。捜索と瓦礫の除去の繰り返しが続く。時間が経つにつれ生存者は全く見つからなくなり、遺体の発見が続いていた。

休憩中に神林は真田にこのレスキューが終わればトッキューを辞めることを伝える。死線を越えて帰って来れなくなる前に、誰かを巻き込んで死なせてしまう前に辞めることを決意したことを明かす。

それに対して真田は自分は人を殺したことがあると神林に話す。殺したのは伊藤有。伊藤は真田の最初のバディであり、五十嵐恵子の婚約者だった。伊藤と真田は海上保安大学校卒業後、三管区の横浜海上保安部に配属され潜水士として巡視船に乗っていた。そしてある海難が起きた。

航行中の漁船にタンカーが衝突。生存者の有無を確認しているところガス漏れが発生。しかし船底に人影が見えていた。ガス濃度が5%に達する8分以内に要救助者を助けなければいけない。真田と伊藤はまだ間に合うと判断し、船底に行くが人影だと思われたのは残された服だった。急いで戻る二人。

助かったと思った瞬間、爆発がおき伊藤は殉職した。二人は判断を間違えており、デッドラインを超えてしまっていた。親友を死なせてしまった後悔を抱えながら、それでも真田は前を向きレスキューを続けている。レスキューの壁を越えていくのが自分の出した答えだと語る。

その話を聞き、答えを見つけられていない兵悟は悩む。救助活動をしていたとき、最大級の余震が起き、それに伴い大きな津波が発生した。すべての瓦礫を巻き込みながら襲ってくる津波。神林は逃げ遅れてしまったアグスという少年を助けたが、津波に巻き込まれてしまい、行方不明になってしまう。

日本でも神林が行方不明になっているニュースが大々的に報じられる。心配する日本の仲間たち。絶望的な状況下だが、真田は生存を信じて神林を捜索する。アグスの母親は津波に巻き込まれる寸前に神林が重機用タイヤに向かって走っているのを見ていた。心配する橋本ユリが現地を訪れて、浜辺で倒れている神林を発見。無事生還した。

最終話

三年後、ユリは医療福祉センターの新人として働いていた。神林は潜水研修教官としての人生を送っていた。トッキューを離れて三年。みんなそれぞれ特殊救難隊で活躍している人や、新しい管区で働いている人など様々。年に一度、潜水教官、潜水士、元潜水士、機動救難士、トッキューが集まる集会で昔のメンツも全員揃う。

飲みの場でメグルから国際緊急援助隊が終了した直後に、上の判断で神林はトッキューを辞めさせられていたことが明かされる。喧嘩が始まる矢先に、真田が海外派遣中のパプアニューギニアから突如帰国する。

その真田から「トッキューに戻ってみないか」「行くだろ?」と聞かれ、「はい」と嬉しそうに返事をする神林。充実した毎日を送っているようで、本心ではレスキューを諦められていなかった。みんなからトッキュー復帰を祝福される神林。完結

***感想コメント***

トッキュー!! 文庫版 コミック 全7巻完結セット (講談社漫画文庫)

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『海猿』と双璧を成す特殊救難隊の救命系・職業漫画。海猿との違いは、海猿が第七管区海上保安本部に所属している海上保安官の仙崎の話であり、トッキューは海上保安庁羽田特殊救難基地に所属している特殊救難隊となっている。主人公の神林兵悟が最初から潜水士である点も違っている。どちらも海上保安官であるのは同じだが、簡単に言ってしまえば神林はエリートなのだ。

両作品とも緻密な取材に基づいたリアリティのある漫画なのが特徴だが、それもそのはずで、原案の作者が同じ小森陽一である。ただし、海猿は人間や仕事の苦悩を描いたヒューマンドラマ寄りに対して、トッキューは少年漫画らしい明るい熱血漢の主人公が努力する漫画である。両作品とも名作であるのは共通している。